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2011年創業、東北を拠点に若者支援・
まちづくり事業・組織づくりをする認定NPO法人

【掲載】「双葉郡における子育てに関する調査」に関する座談会の記事が公開されました

こんにちは!底上げスタッフの横山です。
やっと秋らしい空気になってきたと思ったら、長い夏の間に暑さに慣れた体には寒過ぎて風邪をひきそうです。

出身の宮城から福島に来て5年ほどになりました。せっかく福島県浜通り地域にいるのならば…と、いわき・双葉郡の子どもたちと子育て世帯を応援する・応援し合うコミュニティづくりに取り組んでいる「いわき・双葉の子育て応援コミュニティcotohana」さんの活動をささやかながら応援しています。

昨年度は子育て当事者の実態をもっとよく知りたいということで、「双葉郡における子育てに関する調査」を実施しました。
その中では子ども数は年々増加傾向にあるが、まだ子育てで必要とされる買い物や習い事などのニーズは地域外へ出向いて満たしているということや、子育て支援に自ら関わってみたいと思う人が一定数いるということなど、数字として改めてわかったことがいくつかありました。調査結果については以下からご覧いただけます。

その結果について、調査チームで振り返りを実施しまして、その様子が記事として公開されました。
双葉郡で我が家とも年齢の近い子どもを育てながら、子育てをもっとより良くしたいよね!と日々尽力している、cotohana共同代表のみなみさんとなおこさん。
仙台で知り合い、福島の見知らぬ土地で一人子育てをしている時に、まさにcotohanaのお二人を紹介してくれた、遠藤さんのファシリテーション。そして、東日本大震災の復興支援期から関わりがあり、今も東北を応援してくれている友人の宮本さんには今回の調査の実施と分析で力をお借りしました。なんて素敵なチーム!!

人の少なさ、地域のサービスや活動の少なさは地方では「あるある」かもしれません。が、双葉郡の近くに住んでみて感じるのは、原発事故による避難を経験した地域は一度すべてが地域からなくなり、また戻ってきたり住み始めた人たちで、サービスや活動を0から作っていかなければいけないという状況の難しさです。震災直後のように、様々な経験を有する団体が外からやってきて必要な活動を立ち上げたり、ノウハウを提供してくれるような時期は過ぎてしまって、果たして地域の中だけでそれは可能なのか…。たとえば子育てに関する活動をやってみたいという人がいた時に、そっと後押しできる様な、支えて応援できる様な機能や役割がもっと必要なのではないか。そんなことを調査結果から感じており、座談会でも触れています。

中間支援での経験をこの地域にいつかもう少しお役に立てることができたらいいな。と思いながらも模索中ではありますが、ぜひ今の福島って、双葉郡ってどういう感じなの?と、興味のある方にお読みいただければと思います。

【座談会】「双葉郡における子育てに関する調査」を調査チームで振り返って(前編)
【座談会】「双葉郡における子育てに関する調査」を調査チームで振り返って(後編)

この調査に関して、広く皆様に伝える機会としてオンラインでの報告会が10月29日に予定されています。
私も参加予定ですので、たくさんの方にご参加いただければ幸いです!お待ちしています!

横山 沙織

スタッフ

福島在住スタッフ
リモートでバックオフィスを担いながら、オンラインプログラムの企画運営などに関わっています。