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2011年創業、東北を拠点に若者支援・
まちづくり事業・組織づくりをする認定NPO法人

なっつん、あそびばキッズの弟子になる

こんにちは!ならはこどものあそびば学生インターンのなっつんです!

双葉郡に来てから、夜空を見上げることが多くなり(浜通りは空がとっても広くて星がキレイ!)、友達と一緒に見ながら「あれはUFOかな?流れ星かな?(大体普通の星)」と妄想しながら夜を過ごすことにハマっています。

【楢葉での暮らし】

4月から楢葉に来て5ヶ月が経ちました。本当にあっという間に感じます
8月は、町内で盆踊りやお祭りが沢山あり、私も、お祭りのお囃子隊として参加したり、夏を大大大満喫しました!
特に、「木戸川鮎祭り」というイベントで、人生ではじめての鮎を食べ、「川魚なのに、こんなに脂が乗っているのっ…」と感動したのを今でも覚えています。

お祭りで地域の方と会った時にりょりょさんと一緒にいなくても声をかけてくださったり、名前を覚えてくださったりしてくれて、少しずつ、町のなかに入っている感覚がしてとても嬉しいです!

がむしゃらにあそぶ日々

あそびばにはじめて入った日。りょりょさんから、「こども達と、ただ自由に遊んでもらって大丈夫だよ!」という言葉をもらい、その言葉通りに、半年間がむしゃらにあそび続けてきました。一緒にあそぶ中で、最近わかってきたことがあるのでお話ししたいと思います。

床が水浸しになったある日

あそびばでは、床に何かしらの液体がぶち撒かれるイベントが頻繁にあるのですが(色水や墨汁など…)
きっかけは、絵の具バケツの水を入れ替えた時でした。
少し、水が床にこぼれたことからスイッチが入り、床全体に水をばらまき始めました!
そこから、「待ってました!」と言わんばかりに、みんなのあそびがどんどん動いていきました。
水の冷たさを裸足でパシャパシャと感じている子、ダンボールやクッションを置いて、水に濡れないように脱出ゲームをする子、濡れた紙を細かくちぎって型に詰め、もう一度紙を作れないか実験する子などなど、書き出したらキリが無いくらい、遊びが広がっていきました。

遊びは、偶然から樹木のように広がる

あそびばにくる前は、「なんでもやっていい」場所で、みんながどうやって遊びを生み出しているのか不思議に思っていました。
一緒に遊んでいくうちに、ひとつ、遊びの種を見つけると、まるで樹木のように遊びが繋がっていくことがわかりました。

「なっつんもやってみたい!」

もちろん、みんながひとつの遊びからつなげていく訳ではなく、「今日はお絵描きする!」と決めて、みんなが他の遊びをしていても黙々と描き続ける子もいます(そこもあそびばの好きなところ!)。
そんなみんなの姿を見て、私のあそびばでの過ごし方も変わっていきました。
今まではこども達の遊びの手伝いをしていたのが、自分自身が夢中になって遊びのタネを見つけたり、みんなが見つけた遊びを心から「面白い!」と思い、真似したり取り入れたり、自分も遊んでいる1人として体を動かしていくようになりました。

この、「心の動きから体が勝手に動いていく感覚」が、こども達と一緒に遊んで大事だなと思ったことです。この感覚を、自分のこれからの人生を決める時や活動を進めていく時にも忘れないようにしたいなと思いました。

活動期間も折り返し地点に来ました。

先日、とある方からかけていただいた言葉で「自立をすることは、依存先を増やすこと」という言葉が心に残っています。相談したいと思った時に、話を聞いてくださったり、一緒に悩んでくださる方がいるというのは、本当にありがたいことだなと心の底から感じています。
これからもたくさんの方々にお世話になりながら、目指したい未来に向けて動き続けていきます!

読んでくださりありがとうございました!