底上げ10周年！

5月11日は底上げが登記が完了した日です。10周年ということで気の利いた言葉を頑張って書こうと先週くらいからパソコンを開き、、、、どんな言葉を伝えられるのか書いては消し、書いては消しの繰り返しです。

思い返すと10年間こんなことを繰り返してきました（笑）良くも悪くも、この不器用な感じを表現するには行動で示すしかできないのだと思います。東北に支援物資を届けたあの日から11年。東北で生きると決めてから10年の月日が経ちました。本当にずっと東北のことを考えてきました。

「東北にとって、どのような教育が必要なのだろう？」

「僕たちができることは一体何なのだろう？」そんな答えも出ないような問いを真剣に考え、活動をしてきました。

東北に入った際は、知り合いもほとんどいない状態のスタートでしたが、今では、親族のような、親友のような、同志のような仲間の顔がたくさん浮かびます。しかもみんな笑っています。東北にいなくとも底上げに関わってくれる方の顔も同時にたくさん浮かびます。

今まで底上げで活動してくれたインターンのみんな。ボランティアのみんな。そして、サポーターの皆さん。その人たちも笑ってます。笑い合える関係で、その関係を10年間継続できたことは、無鉄砲な底上げをいつも暖かく受け入れて、笑ってくれる皆さんがいるからです。

社会には理不尽や不条理な出来事がたくさんあります。それでも前を向くことの大切さを学んだ東北の地で、これからも強く笑って生きていきたいと思います。今年から二人のスタッフが新しく加入し、仙台や福島県楢葉町で本格的に活動をスタートさせます。まだまだできることは小さいですが、一歩ずつ活動を続けていきます。

10年間の感謝とこれからの決意を込めて

（10年前設立記念の写真と最近の写真です。若い・・・）

認定NPO法人底上げ理事長　矢部寛明