気仙沼でなるさんに同行した6日間(中野皇子之底上書記10巻)
こんにちは!
底上げの中野(おーじ)です。
昨年2023年の12月に、6日間、気仙沼で底上げ成宮(以下なるさん)の仕事に同行してきました。
その6日間の経験から、底上げの気仙沼での活動の一部と私の感じたことをお伝えできたらと思っております。
(底上げの気仙沼での活動はホームページにも掲載しておりますので、是非ご覧ください。)
底上げの活動(気仙沼市教育事業)
気仙沼でなるさんに同行した理由
まず、なぜ今回、私が気仙沼でなるさんに同行したかと言いますと、
『気仙沼のことや気仙沼での底上げの活動やなるさんの動き方を知りたい!』からです。
僕は一昨年、底上げに参画しましたが、基本的な活動は気仙沼ではない場所(仙台)で行っております。
もちろん毎週実施している底上げの定例ミーティングや事業・イベントの打ち合わせでなるさんと話し、気仙沼の話を聞くことはたくさんありますが、もっと気仙沼のことも気仙沼での底上げの活動もなるさんの動き方も知りたいという想いから今回、6日間、なるさんの仕事に同行させてもらいました。
6日間の活動
6日間は、イベント盛りだくさんの期間でした。
主に同行したのは、
・気仙沼市内の中学生、高校生の探究活動の伴走、イベント
・気仙沼まち大学運営協議会に関する打ち合わせ
・その他気仙沼に関すること
です。
「気仙沼市内の中学生、高校生の探究活動の伴走、イベント」においては、放課後の中学校でのプロジェクトのサポートや中学校での探究活動の発表会、探究活動の発表会「気仙沼市中学校プロジェクト探究フェスタ2023」の準備・運営を行いました。また、放課後の高校生のプロジェクトのサポートや探究活動の発表会「気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2023」の準備・運営も行いました。
「気仙沼まち大学運営協議会に関する打ち合わせ」においては、市民向けのプログラム・イベント(気仙沼まち大学祭やローカルベンチャーラボなど)の打ち合わせなどに参加しました。
その他、気仙沼学びの産官学コンソーシアム主催のイベント(公開講座 第3回「未来オープン」)のお手伝いを行ったり、新聞社からの取材、市民アナウンサーの活動、市外から来た講師の気仙沼市の案内にも同行しました。
6日間で感じたこと
ここから、6日間の滞在で私が感じたことを少しお話します。
①気仙沼の皆さんの温かさ
まずは、なんと言っても気仙沼の皆さんが本当に温かったです。
仲良くさせていただいている方も、何回かお会いしたことがある方も、初めましての方もいらっしゃいましたが、皆さんとたくさんお話することができました。
「なるさんから聞いてたよ~。よろしくね!」
「気仙沼はどうー?」
「おーじは普段、仙台でどんなことをしてるの?」
「この本、読みたいと思ってたの!」
など皆さんがいつもいつも話しかけてくださったのがとても嬉しかったです。
今回、基本的には毎朝、□ship(スクエアシップ)という拠点に行きました。普段の僕はオンラインでの活動が多く、また、拠点を持ったことがほとんどないので、初めてオフィスに出社する感じで、毎朝が楽しみでした。(笑)
僕がどうしてその温かさを感じられたかというと、それはもちろん、普段からなるさんと一緒に活動している仲間の皆さんであるからということもそうなのですが、皆さん自身が気仙沼というホームに迎え入れるウェルカム感をお持ちだからかなと感じました。
移住支援や中高生の伴走という活動の特性もあるかもしれませんが、皆さんそれぞれが気仙沼のために、気仙沼にかかわる人のために、本気で活動をしているからこそ、外から来た人が温かく迎え入れてもらえていると感じるのだと思います。
②“気仙沼”という単位で物事を捉えること
「“気仙沼”という単位で物事を捉える」
これはなるさんの活動を見ながら、感じたことで、その価値や意味への理解が以前より深まりました。
6日間の中で、なるさんの活動は中高生の伴走やまちづくりの打ち合わせもありましたが、市民アナウンサーの活動や県外から来た方の気仙沼の案内など本当に多岐に渡っていました。
周りの方も気仙沼のことならなるさんに聞いたら何でもわかると感じているし、なるさん自身も気仙沼のことに関して知っていることを増やしたいとおっしゃっていました。
なるさんの活動の様子を見ながら、目の前の子どもたちだけでなく、まちや地域、社会という単位で物事を捉え、行動していくことで大きな価値が生まれるのだろうと感じました。市民一人ひとりが豊かに生きるためには、市民一人ひとりがリーダーシップをもつことが重要な要素の一つです。リーダーシップをもった/もとうとしている市民が何かにチャレンジしようとした時に、それを応援する仲間とそのチャレンジを支えるまちのリソースが必要になります。多くのまちは応援してくれる仲間や支えるリソースがなかったり、応援してくれる仲間や支えるリソースはあるけれど、上手く繋がっていないバラバラな状態にあると思います。気仙沼には応援してくれる仲間もいるし、支えるリソースもあり、それを繋ぎ合わせる人たちもいるんだと感じました。気仙沼の中高生からさまざまな面白いプロジェクトや活動が生まれるのはこの繋がりの影響が大きいではないでしょうか。そういった繋がりの、仕組みが「気仙沼学びの産官学コンソーシアム」であり、場所が□shipであり、繋ぐ人がコーディネーターであるということが、今回の来訪で得た気付きの一つです。
僕は普段から教育現場で活動していますが、どうしても同じような領域や分野の中にいることが多いです。
でも、子どもたちも教育もまちや地域、社会の中にあって、そこを繋ぐこと、じわじわと滲ませていくことが重要なんだと感じました。
③なるさんは周りの人といろんな景色を共有していた!
この6日間、なるさんの「すごいな。」と思うことはたくさんありました。
その中でも、私が「真似したい!」と思ったことの一つが、“周りの人と景色を共有すること”です。
□shipで中高生や一緒に活動する仲間、地域の人と
「そういえばさ、○○どうだったの?」
「そういえば、この前の○○、~~~~だったんだよね。」と、日々の様子をシェアし合っている様子を度々、見かけました。
また、ミーティングの際は、
「最近、○○をしたいなと思っているんだよね。」
「○○できたら、面白いよね~」と、自分の妄想や理想、やってみたいことをシェアしている様子も度々、見かけました。
このように、周りにいる人と日々の状況や頭の中で考えていることなどを共有することで、関係性も深まり、困ったときには助け合ったり、何か一緒に取り組む時には相乗効果でより良い活動ができたりするんだなと感じました。
地域の中にはさまざまな出来事があるだろうし、いろんな人がいる中で、地域全体で進んでいくためには、より多くの人が同じ景色を見ていたり、お互いの景色を共有していることが重要であるからこそ、私自身ももっと周りにいる人に自分の思い描いている景色を伝えていこうと、仙台に戻ってきてから取り組んでいます。
皆さん!ありがとうございました!
最後になりますが、
今回、気仙沼でなるさんに同行し、多くの方々に出会い、話し、様々な体験をし、学びや気づきをたくさん得ることができ、とても充実した6日間でした。
(後悔していることも何点か、、、)
同行から約2カ月経ちましたが、日々の活動に生かせている部分も多くありますし、考え、悩み続けていることもあります。
そのどれもが僕の人生をより輝かせてくれるものであり、この経験を活かして、少しでも誰かの人生を輝かせられたらいいなと思っています。
より一層頑張ります!
今回の同行でお世話になった気仙沼の皆様!
いつも応援してくださっている皆様!
そして、6日間ご一緒させてくださったなるさん!
本当にありがとうございました!!!
引き続きよろしくお願いいたします!