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2011年創業、東北を拠点に若者支援・
まちづくり事業・組織づくりをする認定NPO法人

【ならはこどものあそびば】大学生インターンを募集します!

みなさん、こんにちは。
2022年よりスタートしたならはこどものあそびばの活動も今年で3年目となりました!
昨年度、合計で4名の大学生インターンと一緒に活動し、スタッフ側も大きな学びを得る機会となりました。活動の拠点の楢葉町には、高校大学がないため、子どもたちが普段関わることの少ない世代との関わりが増え、遊びも変化したように思います。

そして、今年度は、4月から大学4年生のなっつんがインターンに来てくれています。(ぜひなっつんブログをご覧ください)
そんな体制で始まった今年度ですが、夏にもう1名一緒に活動してくれるインターン生を募集したいと思います!
8月は夏休みが始まり、あそびばとしてもレベルアップしたい夏!
ならはこどものあそびばの活動の想いに共感し、1ヶ月間一緒にこの場を創ってくれる方を募集します!

【企画・広報】学校以外で子ども達が自由をに謳歌できるサードプレイスの活性化プロジェクト。もっと多くの子ども達が楽しく過ごせるための場づくりを一緒にしませんか?

東日本大震災で一度は住民が0になった町で子どもたちの笑顔を増やす

震災で4年半避難を経験した楢葉町で、子ども達が自分の感情や考えを表現できるフリースペース「ならはこどものあそびば」。あそびばを知ってもらい地域との関わりをつくるあそびばOPEN DAY!の開催に合わせての子どもと行うプログラムの企画提案と実施!

このプロジェクトについて

福島県楢葉町は東日本大震災と福島第一原子力発電所事故の影響で、4年半の間、全町民が避難を余儀なくされた地域です。2015年に避難指示が解除され、震災前の7割の人たちが帰ってきました。新しく住み始めた人も少しずつ増え、子どもたちの数も年々増加しています。
町の中ではまだまだ遊ぶ場所が十分とはいかず、習い事ができる場所はほぼありません。学校と家庭以外で、子ども達が自由に活動できる場所がない状態です。そうした現状から、学校と家庭以外の場として、2022年にフリースペースを設立しました。まだ日が浅いですが、来る子ども達の笑い声は絶えず、常時5~6名程度の子どもたちが放課後の時間訪れる場所になっています。
ならはこどものあそびばでは「心がうごく経験」をキーワードに日々子どもたちと関わっています。今回のインターンでは、もっと子どもたちの主体性や気持ちが表現される機会をつくりたいと考え、企画を立案・実施し、子どもたちと一緒に新たなプログラムをつくってもらいたいと考えています。

募集要項

◾️活動内容◾️
常時、フリースペースを利用する子ども達は増えつつありますが、もっと多くの子ども達に利用してもらいたいと考えております。
現状、フリースペースが立地する地域への広報と参加している子ども達の口コミしかできていない状態です。

また、子ども達の活発な姿を地域の方々に知っていただく機会も十分ではありません。
あそびばOPEN DAY!では地域に飛び出して開催しています。この開催の告知や、開催自体を通じて
地域へあそびばの活動を伝えていきたいと考えています。

今回は、子ども向けのプロジェクトとして、あそびばOPEN DAY!で実施するプログラムの企画・立案・実行を
一緒に考えていただければと思います。

具体的には以下の流れを想定しています。

〇ステップ1:楢葉町で生活しながら、町民とや子ども達とコミュニケーションをとり、現状を知る
当フリースペースで子どもたちと一緒に遊びながら、子どもたちの取り組む環境を把握いただきます。
また、楢葉町で生活しながら、町民と交流し、町の様子も肌で感じてもらえればと思います。

〇ステップ2:子ども向けのイベントのコンテンツ作りと保護者へのヒアリング
8月21日(水)に実施予定のあそびばOPEN DAY!のコンテンツを考えていただきます。
普段、フリースペースで行っている活動(例:段ボールを使った遊び(子どもたちの間で
段ボールで作品を作るのが流行っています)や自由に落書き・お絵かきをする活動など)や
それに資する子ども達が自分を表現できるプログラムを一緒に考えていただければと思います。

また、既存の広報誌や連絡手段について、利用している子どもたちの保護者や町の人々から
感想やニーズを引き出すためのヒアリングを行い、広報手段のアイデアの種を集めてください。

〇ステップ3:イベントの実施と当日の様子をレポートし発信!
実際にステップ2で考えた企画を実行します。また、保護者や地域の方へ伝えたい内容について提案し、
実際にSNSやWebサイトの運用してください。

◾️期待する成果◾️
〇子ども達と一緒に楽しんでください。
〇インターンシップ終了後も実施できるコンテンツや仕組みづくりへの寄与
〇子ども・保護者・町民とのコミュニケーションからの、課題やニーズの発掘      
〇感性を活かして、斬新なアイデアの積極的な提案
〇上記のコンテンツから実際に利用者増加につながる結果を期待しています。

◾️得られる経験◾️
〇学校以外の場で子ども達の居場所の様子や運営方法を学ぶことができる
〇地域の人との交流が多く、様々な人とのコミュニケーションを実践することができる  
〇イベントの企画・立案・実施の一連の流れが経験できる 

◾️対象となる人◾️
〇子ども達はもちろんのこと、人と積極的に交流することをしたい学生・できる学生
〇地域との関わりに興味がある学生
〇自分の意見を押し付けず、他人の言動や行動を受け入れることがしたい学生・できる学生
〇他人を尊重しながら、冷静に状況を分析したい・できる学生
〇何事も楽しめる感性を持ちたい学生・できる学生

◾️活動条件◾️
【募集人数】1名
【期間】 2024年8月1日〜8月31日
 ※上記のスケジュールに参加出来る人を対象とします。
 ※現地での活動については、新型コロナウイルスの感染状況等によって、
 変更や中止になることがあります。
【活動頻度・活動時間】 現地活動期間中:週5日、1日6~8時間程度
 ※活動の内容によっては、上記以外の日程・時間で活動することがあります。
  なお、現地までの交通費、現地での活動交通費は全額補助いたします。
  宿泊については、シェアハウスを利用いただきます。利用料は当団体で全額負担します。 
 ※子どものセーフガーディングのための行動規範に同意し参加初日に署名すること。 
【活動場所】 福島県楢葉町

◾️エントリー方法◾️
エントリーフォームよりお申し込み下さい。
申込者多数の場合、活動可能期間やエントリー内容から1名を選考させていただきます。

NPO法人底上げとは

できる感覚を、動く楽しみを、生きる喜びを、すべての若者に。

NPO法人底上げは、東日本大震災直後に宮城県気仙沼市で立ち上げました。東北の高校生を始めとする若者が”自分のやりたいこと”と“地元のためにできること”を考え、行動をおこすサポートをしています。そこから若者が主体性や自ら学ぶ力、課題解決力を身に着け、同時に地域に根差した活動を通し郷土愛を育むことで、新しい社会やワクワクする地元をつくることができる人材を育成しています。

■活動内容
〇気仙沼市教育事業
・自分の思いに沿って実践と学びを重ねる高校生たちのサポート
気仙沼市役所、気仙沼市教育委員会、一般社団法人まるオフィスなどと協働事業として「気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード」の開催や「探究学習コーディネーター」として気仙沼市内10校の中学校の総合的な探究の授業のサポートを行なったり、「探究学習塾「ナミカゼ」」ではリベラルアーツな学びと対話を中心としたさまざまな時間を通して、高校生が自身の探究やマイプロを作り実践していったり、価値観を広げるような機会を作っています。

〇気仙沼まち大学運営協議会
・対話・協働・共創による市民が主役のまちづくりの実現
気仙沼市や多くの団体の方と協働して、会員制シェアスペース「□ship(スクエアシップ)」を中心に、多様な学びの場づくり、個人・コミュニティの伴走、市内で新たに立ち上がるテーマ組成の伴走を実施しています。どのような価値が気仙沼で生み出されていくことが良いのか、メンバー同志でもひたすら対話を重ね、固定的なものに捉われず常に変化し続けながら事業を創り出していっています。対象も広く、流動性が高い事業であるからこそ、自分たちの日々のネットワークの拡張と、意志ある選択を持つことを心がけています

〇若者育成「SOKOAGE CAMP」
・私と他者と世界が持続的に良い状態であるために
合宿の中で自己を見つめ直し変化を起こす、大学生を対象とした対話型のプログラムです。自分と向き合うとともに、他者との交流を通じて視野を広げながら、自分の理想描きます。

受け入れスタッフからのメッセージ

私は、大学生時代に楢葉町でインターンシップを行い、さまざまなひとや場所の想いに触れていく中で、楢葉町のひとたちから、当たり前の日常の大切さ、自分の想いを大切にすることを教えてもらいました。ならはこどものあそびばの活動では、「心のうごき」を大切にしています。これは、大人になってからも自分の心に素直なひとであって欲しいという願いからです。
まだまだ成長中の拠点ですが、子どもたちや地域の方々と一緒に豊かな拠点になっていけたら嬉しいです。
たくさん知って、見て、感じて、それを表現にするような1ヶ月を一緒に過ごしましょう!

日野 涼音

福島担当スタッフ

1999年生まれ。山形県山形市出身。高校時代、地域活動を通じて地域のことをもっと学びたいと思い、東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科に入学。大学1年時に福島県楢葉町で1か月間インターンを行う中、福島浜通りに巡り合う。浜通りで生きる人たちの想いに惹かれ、この町で暮らしていくことを決める。2022年4月より、NPO法人底上げに入り、浜通りで過ごす子どもたちや、地域の大人たちが豊かで少しでも楽しく暮らせるような居場所づくりを目指し活動をしている。