底上げ ロゴ

2011年創業、東北を拠点に若者支援・
まちづくり事業・組織づくりをする認定NPO法人

ガシガシ生み出していくぜ!それが何につながるかなんてわからないけど、それでいいのだ。それがいいのだ。

夏バテ気味の矢部です。

夏休み。小学2年生になる息子は夏休み満喫中。海に行ったり、川に行ったり、野宿したり。おかげでめっちゃ日焼けした。
遊び疲れて眠る日々・・・。

海でお城と城壁を作る、波が来たら崩れるので永遠に作るループだ!w


とにかく遊ぶ。それで子ども時代はいいと思っている。ただ、「遊び」という文字を思い浮かべると僕は二つの遊びを想起する。


消費的遊びと、生産的遊びだ。


僕たちが暮らす社会では、よく考えると「消費する遊び」と言えるものが多いかもしれない。たとえば、スマホゲームやSNS。これらはアプリが用意してくれた世界に入り込み、ルールに従って楽しむもの。映画や動画配信サービスも同じで、次々に提供されるコンテンツを受け取って楽しむ。ショッピングやテーマパークもまた(最近では万博とか!)、完成された体験を「消費」する側に立っていると言えそうだ。これらは便利で刺激的で、気軽に楽しめるという大きな魅力がある。僕ももちろん大好きである。


しかーし!


僕たちはそこに「自分なりのルールをつくる」「何かを生み出す」といった余白をあまり持てない。いわば、誰かが設計した遊びのパッケージに参加している状態なのだ。


僕は子どもたちに対してはいつも生産的遊びを意識している。
ルールも何もない状態から生み出す。まさに生産していくのだ。


ダンボールで剣を作ったり(何本作るんだよwwww!と言いたいくらい作ってます)
石をどれだけ高く積み上げられるか競ったり
砂場で城を作ったり
絵を描いたりももちろんする。

積み上げられた石たち。いきなりきた人がこれをみたらちょっと怖いw


これ結構重要だと思ってます(笑)ルールに従うのではなく、ルールを作る。そして創造する。そんな感性を育てていきたいと思っています。
ぶっちゃけ従ってもらった方が親としては楽だけど(笑)そんな子どもつまらんでしょ(笑)破壊と創造を繰り返しておくれ子どもたちよ。


底上げの活動ももちろん生産的遊びがベースとなる。
特に4年前から事業としてスタートしている「ならはこどものあそびば」はそれにあたる。(と思っている)

汚ねぇ!!だけどこの雑多な感じ?最高!



そうだそうだ。話が序盤からそれた!本題に入るw
ということで子どもは親の背中を見て育つというが、僕も最近、生産的遊びに夢中である。
生産というより創造の方が近いイメージ。


何をしているのかというと、アート活動をしている。
美術大学に勤めてはや8年。大きな声では言えないが、高校時代は3年間美術科で過ごした(笑)
態態(わざわざと読む)というアーティスト集団のメンバーでもある。
実は意外にアート的な人間なのである。

ちょい前は、底上げの新たな取り組みとして
仙台にてオイルパステル展を開催した。


そんな僕は、近年表現したい欲が日に日に増加!そんなこともあり制作活動を開始した。


僕の専門のウェルビーイング(WE)的にも美術館に行く人は行かない人よりWEが高いとされているし、さらに行く人よりも実際に描いたり作ったりする人の方が幸せだというデータもある。そんな頭でっかちな議論は置いておいて・・・w


要するに生み出すことは生きることだ。生きることは創造すると言ってもいい。


そんなことを考えている僕はアンデパンダンテ展に出品することが決まったのだ。

サイトからしてイカツイ。自由と平和!無審査!最高!


出品するとなると、それだけで「何作ろうかなー」「どんなコンセプトがいいかなー」「何を伝えたいかなー」「材料はどうしようかなー」などなど出るわ出るわ。
それだけで日々の生活にスパイスが加わった感じなのだ。展示会に行っても作り手側として「こんな表現もありか!」「このやり方は使えそう」などなど、ただの鑑賞者とは違った視点で作品を味わうことができる。ただ作品を作るだけなのに・・・!まさにそれこそ新たな視点の獲得である。
もちろんその様子を見ている長男は「僕もやりたい」と制作に参加してくる。その様子を見ていた次男も何やら作り出した・・・!
そうすることで創造する意識を醸成していくようだ。

息子よ!生み出してるねぇ!!


消費する遊びももちろん楽しい。だけど、ガシガシ生み出していく「生産する遊び」、そして「創造する遊び」こそが、人を一番ワクワクさせるんじゃないだろうか。


「生きること自体が創造だ」


だからこそ僕は今日も、子どもたちと一緒に、そして自分自身も、ガシガシ生み出していく。
さあ、あなたはどんな遊びしちゃう?


生み出していこうぜ!

我が家で生み出された洗濯物w

矢部寛明

理事長

毎月100キロマラソン継続中!
今年で10年目!今年が一番ツライ・・・!