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2011年創業、東北を拠点に若者支援・
まちづくり事業・組織づくりをする認定NPO法人

世界がぜんたい幸福にならないうちは

ブログ
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 あっという間に11月・・・

ぎゃーー!と叫びたい人、、、矢部です。あっという間に11月。早くないですか?
東北はすっかり寒くなり、我が家の庭には霜が降り、うっすら氷も…。
ああ、来ちゃいましたね、冬。

そんな季節でも、我が家の3人息子は相変わらずエネルギー全開。
早朝から遊び出すわケンカするわで、毎日カオスです(笑)。
そして家を出ても、僕の頭の中もやっぱりカオス……!

手作りのパチンコで遊ぶ息子たち

大学の仕事、底上げの仕事、あいからわずバタバタ感は変わりませんが、その流れで岩手県の若者ウェルビーイング政策にも少し関わらせていただいています。
先日はそのご縁で、花巻市にお邪魔しました。

宮沢賢治の思想に触れに 

花巻といえば――そう、宮沢賢治ですね。
小学生の頃に読んだ数々の物語……「注文の多い料理店」や「銀河鉄道の夜」などを思い出し、せっかくだからと改めて読み返しました。

そして訪れた宮沢賢治記念館。
生い立ちから思想、作品まで、充実の展示内容でした。

その中で、再びこの言葉に出会いました。

世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない 

宮沢賢治

以前も胸に刺さった言葉。
再会した瞬間、また心が震えました。

宮沢賢治が見ていた「未来」 

この言葉、現代社会にこそ必要だと思いませんか?
資本主義によって豊かさは手に入ったけれど、
「世界ぜんたいの幸福」とは言いがたい今。

誰も取り残さない社会――
まさにSDGsやウェルビーイングの本質はここにありますよね。

賢治は「農民が芸術を持つことで世界がより良くなる」と信じていました。
やっぱり「農業と芸術」なのかもしれません。
我が家も小さな家庭菜園程度ですが、できるだけ土と近い暮らしを大切にしています。

我が家の庭

そして、以前もブログに書いたように表現活動も継続中です。

先日の展覧会にて。元底上げスタッフ皇子が来てくれた!

花巻での気づきと、これから

そんな花巻での出張は、心が整うような、
でも新しい視点をもらえる時間でした。

ちなみに岩手県では、毎年「いわて幸福白書」を発行しており、県民の幸福度を独自に指標化しています。
僕もとても注目していて、先日、県庁の方に直接お話を伺いました。

2025年度版いわて幸福白書

やっぱり歴史から学ぶことって、まだまだたくさんありますね。
「温故知新」。
そういう意味でも、もっともっと東北を味わい尽くしたいと思っています。

おまけ

マルカン食堂最高だった〜!!!!

花巻マルカン名物箸で食すソフトクリーム!

みなさま、良き年末を〜!!

矢部寛明

理事長

東京の電車の乗り方を完全に忘れてしまいました。