世界がぜんたい幸福にならないうちは
あっという間に11月・・・
ぎゃーー!と叫びたい人、、、矢部です。あっという間に11月。早くないですか?
東北はすっかり寒くなり、我が家の庭には霜が降り、うっすら氷も…。
ああ、来ちゃいましたね、冬。
そんな季節でも、我が家の3人息子は相変わらずエネルギー全開。
早朝から遊び出すわケンカするわで、毎日カオスです(笑)。
そして家を出ても、僕の頭の中もやっぱりカオス……!

大学の仕事、底上げの仕事、あいからわずバタバタ感は変わりませんが、その流れで岩手県の若者ウェルビーイング政策にも少し関わらせていただいています。
先日はそのご縁で、花巻市にお邪魔しました。
宮沢賢治の思想に触れに
花巻といえば――そう、宮沢賢治ですね。
小学生の頃に読んだ数々の物語……「注文の多い料理店」や「銀河鉄道の夜」などを思い出し、せっかくだからと改めて読み返しました。
そして訪れた宮沢賢治記念館。
生い立ちから思想、作品まで、充実の展示内容でした。

その中で、再びこの言葉に出会いました。
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
宮沢賢治
以前も胸に刺さった言葉。
再会した瞬間、また心が震えました。
宮沢賢治が見ていた「未来」
この言葉、現代社会にこそ必要だと思いませんか?
資本主義によって豊かさは手に入ったけれど、
「世界ぜんたいの幸福」とは言いがたい今。
誰も取り残さない社会――
まさにSDGsやウェルビーイングの本質はここにありますよね。
賢治は「農民が芸術を持つことで世界がより良くなる」と信じていました。
やっぱり「農業と芸術」なのかもしれません。
我が家も小さな家庭菜園程度ですが、できるだけ土と近い暮らしを大切にしています。

そして、以前もブログに書いたように表現活動も継続中です。

花巻での気づきと、これから
そんな花巻での出張は、心が整うような、
でも新しい視点をもらえる時間でした。
ちなみに岩手県では、毎年「いわて幸福白書」を発行しており、県民の幸福度を独自に指標化しています。
僕もとても注目していて、先日、県庁の方に直接お話を伺いました。

やっぱり歴史から学ぶことって、まだまだたくさんありますね。
「温故知新」。
そういう意味でも、もっともっと東北を味わい尽くしたいと思っています。
おまけ
マルカン食堂最高だった〜!!!!

みなさま、良き年末を〜!!
矢部寛明
理事長
東京の電車の乗り方を完全に忘れてしまいました。