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2011年創業、東北を拠点に若者支援・
まちづくり事業・組織づくりをする認定NPO法人

ならはこどものあそびば2周年!

みなさん、こんにちは!NPO法人底上げの日野(りょりょです)

本日、10月1日は、ならはこどものあそびば(以下あそびば)の誕生日です!
2022年10月1日に、あそびばのシャッターをあげ、こどもたちが来てくれるようになりました。
あの日2人の近所の子どもたちが来てくれた光景が忘れられません。
最近では、毎回10人を超える子どもたちが、思い思いに遊ぶ場所になっています。

あそびばになるまえ

今、ならはこどものあそびばがあるところは、昔は「管野商店」と呼ばれる地域の商店でした。
あそびばを開いていると、「管野商店また始めんのけ?(始めるの?)」「ここは、何を売ってるところですか?」と声をかけてくださる方々がたくさんいます。
管野商店の外装はそのままに、子どもたちが遊ぶスペースとしてほんとうに自由に使わせてもらっています。
管野商店は、駄菓子や日用品を取り扱うお店だったため、昔から子どもたちの集いの場所だったそうです。

以前、ふらっと立ち寄った方が、「30年ぶりに楢葉にきた。街並みは変わってしまったところもあるけれど、商店の面影が残っていて涙が出る」とおっしゃっていました。
私はみたことのない、いろんな人の思い出が詰まったこの場所を使わせてもらえていること、地域から愛されるこの場所をお借りできていることが嬉しくなりました。感謝してもしきれません。
そして、これからも大切に、今の楢葉町の子どもたちと新しい思い出が生まれる場所にしていきたいと思います。

子どもたちから教えてもらったこと

あそびばで遊ぶ子どもたちは、ほんとうに自由で、驚かされることの連続です。
天気がいいので、外でお絵描きしたい!と言ってみたり、外に座布団を敷いて寝てみたり、はたまたそのまま地面に寝てみて「冷た〜い!」と言ってみたり。普段の私の想像の範疇を軽々と超えていく子どもたちの行動に、笑いと感動が止まりません。

今思うと、あそびばを始めた当初は、学年の違う友達と顔見知りくらいの関係性だったのかもしれません。
今では、年少さんから小学校5年生までの子どもたちが年齢関係なく交わり、対等に話し合い、つくりあい、ぶつかりあっています。
自分のやりたいと、友達のやりたいを擦り合わせるのは、大人でも難しいですよね。子どもたちは日々葛藤しながら気持ちに正直になりながら向き合っています。
そんな彼ら彼女らの姿を見ていると、私自身の日々の行動や考えを問い直されます。
「自由と平等」「相手を信じること、信頼すること」とは何かを考えさせられる毎日です。

これからも、ならはこどものあそびばは、子どもたちの発想と一緒に、変化し続ける場所でありたいと思います。
いつも暖かく、優しく見守ってくださる、地域のみなさん、保護者のみなさん、遠方から活動を応援してくださっているみなさん。
そして何よりも、いつもあそびばに来てくれる子どもたち。
たくさんの方々のおかげでこの場所が今日も存在できています。本当に本当にありがとうございます。
これからもぜひ見守ってください!